私立中学受験科ブログ

2017年5月アーカイブ

大学受験専門家の話は、中学受験の参考になる!

こんにちは。

愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。



5月28日(日)は、明倫ゼミナール大学受験部が主催する高校生向けの講演がありました。

講師は、『鎌田の化学』で有名な、鎌田真彰先生です。

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高校化学の話だけでなく、「勉強のしかた」「教科を好きになるには」など、学ぶ側の悩みに答える内容でした。

中学受験をめざす皆さんにも参考になる内容が多くありましたので、いくつかご紹介したいと思います。


『教科書は、もらったらすぐに読む』

その教科を嫌う人は、最初からブロックしてしまって手を出さない傾向にある。

わからないことばかりでもいいから、まずどんなことを学ぶか見ておく。

「わからない」も含めて「受け入れる」ことが第一歩。


『「わからない」を頭の中で飼う』

わからないことは、わからないままでいいから頭に入れておく。

とりあえず覚えておくと、学び直したとき、理解・納得できることがある。

これが本当の記憶になる。

『習慣にするためには、ほんの少しから』

「やらなければならない」ということを欲張ってすべてやろうとしてもやる気が起きない。

ほんの少しからスタートして、それをやり終えた後に「もう少しやっておこうかな」という気持ちになり、もう少しやることで習慣になる。


『読解力をつけるには思い浮かべる練習を』

最近の大学入試では問題文が長く、読解力を要する。(私立中入試もまったく同じですね!)

読解力のない人は、字面を目で追うだけで、何が書かれているかを思い浮かべることができないのではないか。

数行の文章を読んだ後、文章を見ずに、何が書いてあったと復唱することで、頭の中で書いてあったことを思い浮かべ、整理する練習になる。


『その教科の抵抗感をなくすには』

子どもの努力を認めた大人の一声は大きい。

鎌田先生は、小学校理科の気体を発生させる実験に興味を持ち、家にあるものを使っていろいろ実験したそうです。

たとえば、過酸化水素水(オキシドール)は家にあっても塩酸はないからと、酢やレモン汁をいろいろなものにかけたりして、色の変化などを記録したそうです。

夏休みの自由研究の宿題に提出するものがないので、しかたなしに、前述の実験?のメモ程度の記録を持っていったそうです。

怒られてもしかたないようなものを出したと思っていたのに、先生は「これを分類して整理してみるとよい」とアドバスしてくれたそうです。

そのことが、「データ収集」「共通項の発見」「仮説」「検証」という過程を踏む『科学』のおもしろさを理解するきっかけになったそうです。


以上は、鎌田先生の講演を聴きながら、「中学受験も同じだなあ」と感じたことをまとめました。

知識があると「おもしろいな」と思うことがありますね。

こんな話もされていました。

「水素を発生させる実験では、水素を水上置換で集めるのに『水素水』って?」

水素は水に溶けにくいから水上置換で集めるということを知ることで起こる疑問ですね。

まず、知識を「受け入れる」ということの大切さをよく話されていました。

ビワの実

こんにちは。

愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。

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道路わきに「びわ」の木を見つけましたので、写真を撮りました。

中学受験の社会科地理分野の勉強で、農業や都道府県の特色を習います。

りんご、みかん、ぶどう、もも、キウイフルーツ、西洋なしなどに比べ、出題率は低いですが、びわの生産量の多い都道府県も習います。

長崎県が、全国生産量の40%弱を占めます。

ただ、授業時に「びわを食べたことがある人!」と尋ねると、食べたことがない子が多いのですね。

店頭に並んでいる時期が短いからでしょうか。

種が大きくて食べにくいからでしょうか。(7割近くは果肉らしいのですが)

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愛知県には、「枇杷島」という地名があります。

JR枇杷島駅や名鉄東枇杷島駅という駅もあります。

この枇杷島の名の由来は、庄内川にかつて中州があって、その形がびわに似ていたからという説があるそうです。

また、市寸(いちき)神社に琵琶(楽器)にまつわる伝説があることが関係しているという説もあるようです。(「清州市info」より)

琵琶にまつわる伝説というのは、平清盛によって流された太政大臣藤原師長(もろなが)と豪族の娘との話です。

罪をゆるされた師長が、恋仲になっていた豪族の娘に別れのしるしとして愛用の琵琶を渡して、都に帰ったが、娘は悲しんで身を投げてしまった。

その娘と琵琶を弔った塚が地名の由来になっているのではないかということです。

さて、この「ビワ」の名ですが、楽器の琵琶と関係あるのでしょうか?

どうやら楽器の琵琶に形が似ている果実ということでビワと呼ばれるようになったらしいのです。

楽器の琵琶ができる前は何と呼ばれていたのでしょうか???

中学受験相談室 『第10回 家のどこで勉強するの?』

こんにちは。

愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。

今回は、『中学受験相談室』の第10回です。

「中学受験をめざすお子様は、家庭学習をどこでやっているのか?」というご質問は毎年のように頂戴します。

テレビや雑誌で、ダイニングテーブルで勉強している小学生をよくご覧になるのではないでしょうか?

でも、「よくできるお子様は、静かな勉強部屋で一人黙々と勉強しているのでは?」と想像してしまうこともしばしば。

実際に、中学受験をめざすお子様は、どんな場所で勉強しているのでしょうか?



小学生の発達において1年は大きいです。

受験勉強に慣れる前と慣れてきた頃とでは、お子様の勉強に対する思いは違います。

また、勉強の調子が良い時、悪い時でも違います。

中学受験において、保護者の方がお子様を見守り、お子様の状況を把握していただくことが重要です。

先輩の受験体験記 『受験』 

こんにちは。

愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。


今回は、今春、南山中学校女子部に入学した卒塾生が書いてくれた受験体験記をご紹介します。

何度も繰り返して勉強したという経験がつづられています。


  『受験』

 私は四年生の春から明倫ゼミナールに入塾しました。普通に勉強すれば時々点数が低い時があったくらいで、だいたいは週テストの点数が取れていました。だから、「このままで大丈夫かな」と思っていました。

 六年生になってから、受験生らしい姿勢を考えるようになったと思います。私は、「量より質の方が大事!」と思い、基本問題より難度の高い練習問題を多く解いていました。

 しかし、2学期に過去問を解いてみると、点数の低さに驚きました。それからは、基本を大事にし、同じ問題を何回も解くようになりました。

 もしかしたら、この時に勉強の姿勢が改められたのかもしれません。だんだん点数が上がっていき、入試一週間前には、自信が持てるようになりました。

 明倫生のみなさん、入試に備えてしっかり準備しておけば、入試日、試験が始まるまでの間は、最後の復習よりも、深呼吸をして、気持ちを整えることの方が大事だと思います。自分を信じて、入試問題に取り掛かってください。

 みなさんが第一志望校に無事受かることを祈っています!


難しい問題に挑戦すると、それよりも易しい問題ならできるようになるはずだと考えてしまいがちです。

基本的な考え方、解き方が身に付くまでは、難しい問題に挑戦しても、その問題を解くためだけの方法を確認しただけに終わってしまうことがあります。

基本ができていることで、やったことのない問題もできてしまうという状態にしたいですね!

海陽中等教育学校 3科入試に

こんにちは。

愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。


恒例となりました海陽学園見学会ツアーを開催しました。

これは、海陽学園の学校見学会に参加希望の明倫生と保護者の方を明倫バスでお連れするというものです。

今日は、とても良い天気に恵まれました。

運動会だった小学校はとても暑くなかったですか?

海陽中等教育学校は、目の前が三河湾で、心地よい風が吹いていました。

渥美半島も見える絶景でした。

海陽中等教育学校の2018年入試の変更点は、特別給費生入試、入試Ⅰ、入試Ⅱのすべてにおいて、国語・算数・理科の3教科入試になります。

12月と1月初旬に入試日があるので、他校に比べて、入試が早いことから、受験生の負担減になればとのことでした。

だからといって、社会科を軽視しているのではなく、入学後のカリキュラムでは、歴史・地理・公民をまんべんなく学習するということですから、社会科の勉強をやらなくてもよいということにはなりませんね。


人気の体験入学は、7月15・16日、7月16・17日、7月22・23日です。

毎年、定員に達する人気企画です。

6月5日に、WEBお知らせを予定しているそうです。

海陽学園受験・入学希望者は要チェックですね。

DSC_2064.JPG DSC_2066.JPG  玄関で敷地内施設の説明を受けます。

明倫生を後方にいる男性は、フロアマスターの一人で、協賛企業から派遣されています。

フロアマスターは、協賛企業の若手社員で、ハウス(寮)に1年間住み込み、海陽生のお兄さん的存在になります。

海陽学園の特色として、全寮制という点がありますが、その寮生活は閉鎖的なものでなく、実社会で活躍している人材との交流の場でもあります。

DSC_2073.JPG ハウスの共用部です。

部屋は個室ですが、学習時間は原則集団です。

DSC_2062.JPG 屋上にはプールや望遠鏡が。

今夜は、月1度の校長先生による天体観測指導だそうです。

DSC_2068.JPG とにかく広い敷地です。

丘の上にあるのが、700名ほどが1度に食事のできる食堂です。

三河湾が一望です。

奥の建物がハウスです。

DSC_2071.JPG 正面は体育館です。

DSC_2069.JPG 運動場も広いです。

野球とサッカーが同時にできます。

海と山に囲まれています。

DSC_2072.JPG 屋根付き渡り廊下

校舎、体育館、ハウス、食堂など、傘をささずに移動できるようにと屋根があります。

今日は、日除けになりました。

先輩の受験体験  模試の成績が下がっても

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6年生になって、模擬試験が2回ありました。

順調に、成績が上がっておればよいのですが、そういう受験生ばかりではありません。

今回、ご紹介する「受験体験記」は、現在、全国屈指の進学校に入学した卒塾生が書いてくれたものです。

彼は、この時期にスランプを経験しましたが、最後まであきらめることなく努力をし続けました!

今回は、先輩から受験科生へのエールです。

 『明倫の超温かい眼』

 四年生の秋。あの頃から東海中学校の合格発表の当日までの明倫生活を振り返ろう。

 入塾してから五年生の終わりまでの間、正直に言って、入試を意識しておらず、明倫の宿題をこなしていくだけだった。

しかし、それではいけないと思い知らされるアタックテストと週テストが六年生になりたての僕を待ち受けていた。

明倫内での順位が〇位、〇位、〇位...と落ち始めたのだ。

その時はさすがにまずいと思い、宿題の語句欄いっぱいに直しをするようになり、その後に夏期講習、夏季合宿、冬期講習、正月合宿と厳しい行事を乗り越えて、遂に五つの「合格」を手にすることができた。

 当時は気付かなかったが、〇〇中学校を勧めてくれたおさる先生、首都圏のぶ厚い問題集を紹介してくれたゴリ先生、面談をして励ましてくれた坂元先生、トマ先生、木俣先生にかなりフォローしてもらったおかげだと思う。

 みなさん、今のベストをつくそう!

 挑もう!

 見守ってくれる目はたくさんあるのだからね!

南山中学校男子部 イタリア研修旅行

こんにちは。

愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。


南山中学校には、語学研修ではなく、キリスト教の歴史を学ぶ研修旅行があります。

南山中学校男子部の岡野先生にご紹介いただきました。

私立中学校らしい、南山中学校らしい学校行事です!


   南山男子部 イタリア・キリスト教文化研修旅行

キリスト教カトリックのミッションスクールである南山ならではの行事として、「イタリア・キリスト教文化研修旅行」があります。感性の豊かな高校生の時期に、キリスト教の歴史が生んだホンモノの芸術や文化を見に行くというもので、今年で15年目を迎えます。高校1・2年生の希望者約40名で行きますが、毎年参加希望者がとても多い人気の行事です。今年も今週末に参加希望者を対象とした説明会が行われますが、かなりの申込数のようです。高校の2学年でメンバーが構成されるのも大きな特徴で、部活動とはまた違った場面で異なる学年の生徒が一緒に活動することで、人間関係の幅も大きくなります

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 参加者が決定するのは1学期末。学校の研修旅行ですので、それから事前学習をみっちりするのも特徴です。イタリアの歴史や文化、言語、そして宗教習慣など、現地でさまざまなことを考えることができるよう、出発前にしっかりと学んで行くのです。

 実際に名古屋を出発するのは冬休みに入って12月23日です。つまり、本場でホンモノのクリスマスを迎えるのです!

 ヴァチカンに入り、サンピエトロ大聖堂でのクリスマスの教皇の特別な式に参加し、またローマでも特に格式の高い教会で枢機卿のミサに参加します。

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クリスマスの特別な雰囲気の中、ヴァチカンやローマの博物館や史跡をめぐり、またカンツォーネを楽しみながらイタリア料理を味わいます。その後、聖フランチェスコの町アッシジで中世宗教都市を散策し、ピサでは地中海貿易によって繁栄した時代の輝きを見、フィレンツェでは華やかなルネサンスの文化に触れ、そしてミラノでは奇跡的に戦争を生き延びた名画「最後の晩餐」を鑑賞してキリストの時代に思いをはせる、という、まさにキリスト教文化の精髄を堪能する8日間の行程です。

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ちょっと普通の観光旅行では行かないような見学地やミサに参加する機会もあり、毎年多くの保護者の方が「私たちも行きたい!」と羨望の声をあげる内容です。まさに現代の遣欧使節ともいうこの研修で、もともと寛容な心のひろい南山の子どもたちが、おおらかに異質なものと出会い他者を理解し、さらに自らを深く理解する。異質なものとの出会いは必ず人を成長させてくれます。 

例年、実施後のアンケートを見ると、高校生たちがいろいろなことを感じ、考え、成長した様子が見て取れます。

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この内容を聞くと、南山生の保護者でなくとも、「私も行きたい!」と思ってしまいますね。

ローマ、ヴァチカン、ミラノ、フィレンツェに、ピサとアッシジまでも!

見どころが多いので、好奇心旺盛で感性豊かな高校生くらいの年齢でないと吸収しきれないかも!

がんばる姿で、日ごろの感謝を示そう!!

こんにちは。

愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。


今日は6年生の模擬試験日でした。

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今回の試験範囲は、6年生で学んだことばかりですから、前回の模擬試験と比べると試験範囲は広くないですね。

その分、平均点は高いかもしれません。

「できた!」という思いと、後日返却される成績資料にギャップがあるかもしれません。

そういったことは実際の入試でもよくあります。

「できた!これは受かった!」と思って会場を後にしたところ、そういう思いを持った人ばかりだったとか、

逆に、「全然できなかった・・・」と落ち込んでいたところに、『合格通知』が届いたとか。

受けた試験や受けた集団によって、「よくできた方」なのか「できなかった方」なのかは変わってしまいます。

ですから、偏差値というものがあるわけです。

偏差値は、その試験を受けた集団の平均点を50として、その人の得点がどの位置にあるのかを示したものですね。

つまり、「よくできた!」と思っても、みんなができていて平均点が高ければ、良い偏差値にならないわけです。

ですから、模擬試験が終わったら、「できた」「できない」の感想を持つだけに終わらず、自己採点をして、「できなければならなかった」「できそうだった」という問題を次回はできるように練習しておくことが大切です!!

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多くの受験生が、保護者の方に協力をしてもらいながら受験勉強をしているかと思います。

今日は『母の日』ですから、お母さんに、次の模擬試験の目標を宣言して、がんばってもらおうと「母の日 目標宣言」を書いてもらいました!

みんなのがんばる姿で、日ごろの感謝の気持ちを示そう!!

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「今回の成績よりも上がるように宿題・週テストをやって終わりにせず、チェックマーク直しを翌週にも取り入れる」

「算数の偏差値を5上げる」(教科は人それぞれですが、「偏差値目標」を設定した人が結構いました)

「週テストでランキングに載る」

「すべての宿題を間違い直しまでやり終えて出す」

「計算練習は、二回りやってから提出する」

などなど。

保護者の受験体験 「塾の必要性」

こんにちは。

愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。


明日は「母の日」ですね。

6年生にとっては、模擬試験の日でもありますが。

今回も保護者の受験体験をご紹介します。中学受験において保護者の役割、とりわけ毎日の家庭学習において、お母様の役割は大きいですね。

その分、受験を終えた時には、感慨深いものがあります。

現在、日々、お子様の受験準備を手伝っておられるお母様は、悩みや迷いが尽きないのではないかと思いますが、

こうして掲載させていただいた先輩お母様の体験記も参考になるのではないかと思いますので、ぜひお読みください。


   塾の必要性

 初日の試験日の朝、模擬試験を受けて試験慣れしていると思っていた息子は緊張から顔がひきつり、話をする余裕すらなくなっていた。

 校門を入ってすぐ、全身緑色(注:そろいのグランドコートを着ています)の明倫の先生方に声をかけていただいたとき、ここまで来られたことを本当に感謝した。

 思えば、5年生の春、明倫ゼミナールに入塾し、学校とは違う内容と授業の復習宿題に追われ、わからない問題を前に親子げんかを繰り返してきた。

 途中、何度も塾を、受験をやめようかと悩んだ。その度に、先生からの「喝」が入るとともに、塾の手厚い指導に助けられた。

 受験は、いろいろな噂や他と比べる傾向がある。多くの受験を経験されている先生方のアドバイスは的確で、迷いがあるときは、まず先生に相談した。学校選びにおいては、噂よりも自分の目で見て体感した方がよい。その方が納得して受験できる。

 親子で真剣に話し合う時間を与えてくれ、子どもを信じて親はサポート役に専念することの大切さを教えてくれた中学受験。

 高い山は見ている分にはきれいだが、頂上を目指して登るには辛くて長い道のりがある。しかし、頂上には、登った人にしか見えない景色があり、その景色は、チャレンジした人へのご褒美だと思う。



受験勉強を始めて、志望校に合格するまで、すべて順調だったということは、まずないであろうと思います。

「思い通りに事が運んでほしいとまでは言わないけれど、でも、もう少し何とかならないだろうか」という思いの中で、お子様のご指導しているというご経験をお持ちの方が多いのではないでしょうか。

しかし、それはわが子のために一生懸命になっておれば当然のことですね。

あきらめてしまえば、「もう少し」なんて思うこともありません。

あきらめなければ、このS君のお母様のように違う景色が見えるはずです!!

保護者の受験体験「最後の最後で辿り着けばいい」

こんにちは。

愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。

今回は、6年生になって明倫ゼミナールに入塾されたお子様の保護者の体験記です。

中学受験の準備期間としては「とても短く」、合格までは「とても長い道のり」という体験談です。

 「結構できたよ、簡単だった」

 滝中学校の入試の日、予想に反して、自信に満ちた清々しい顔で出てきた息子。八ケ月の短くて、長かった戦いが終わりました。

 「医者になる。滝に行く!」

 息子は6年生の6月から突然、受験生になりました。本人のやる気だけが頼りの遅すぎるスタートでした。今まで塾に行ったことがなく、野球と空手に夢中だった息子は、受験問題どころか、6年生で習う範囲も知りませんでした。それに加えて、中学受験の膨大な範囲、難しさに、たった八ヶ月では、やり終えられる気がしませんでした。

 明倫ゼミナールの体験授業にも全くついていけませんでした。

 夏休みは家で算数を中心に勉強しました。息子は、学校の算数とは全く違う難しさに、怒りながら何度も逃げ出しました。それでも必ず戻ってきて、また問題を解きました。

 理科は暗記科目だと思っていましたが、物理分野の難しさを見て、そうではないことに気づきました。

 明倫ゼミナールの他のお子さんの勉強量を見て、息子のスイッチが入りました。先生のアドバイスで、冬期講習までに社会のテキストを5年生からすべてやりました。理科も冬期講習明けから、すべてやりました。あまり理解できていなかった物理分野を先生に教えていただくことができ、息子の得意分野となりました。国語は、家でやる時間をほとんど取ることができませんでしたが、読書がもともと好きだったこともあり、語彙力・読解力は、ある程度培われていたようです。

 先生は、いつも息子を褒めてくださったそうです。親が一番できなかったことです・・・。最後までずっと、「まだまだ伸びる!」と言い続けてくださいました。息子もその言葉を信じて、入試前日まで、理科を中心に勉強し続けました。

 模擬試験での滝中学校の合格率は、ずっと20%未満でした。果てしなく遠いゴールでしたが、「最後の最後に辿り着ければいい」と思っていました。明倫ゼミナールで過ごした期間は短いものでしたが、とても濃い時間となり、息子の大きな力となりました。入試の度に、校門で朝早くから待っていてくださった先生方、あの長い長い道を息子が心細げにたった一人で歩かなくてもよかったこと、明倫ゼミナールに入れていただいて本当によかったと思いました。

 息子は、この経験を通して、最後まで諦めないこと、努力し続けることの大切さを学ぶことができたと思います。


6年生から始める受験勉強はつらいことが多かったことと思います。

あきらめずに立ち向かったY君のがんばりに拍手!

親御様のサポートなしでは辿り着けなかったでしょう。

親御様に感謝!!

こんにちは。

愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。

前回、ご紹介しました卒塾生の保護者の受験体験の続きです。

 右も左もわからない状態から始めましたが、しばらくすると様々な疑問が出てきました。素人ですので、どんな些細なことも先生に聞いていました。こんなに連日質問して迷惑ではないかというくらい。しかし、どの先生も嫌な顔ひとつせず、いつも的確に答えてくださいました。そして先生方のアドバイスの通り計画に組み込んでやっていると、しばらくして必ず先生が予測していた状態になるのです。課題が解決し、テストで成果が出る。私たちは益々先生方を信頼するようになっていきました。また、父母会の話も無駄なことなどひとかけらもありませんでした。すべてメモして、しまいにはレコーダーで録音して書き起こして学んでいきました。先生方はスポーツ選手の一流コーチのような存在でした。困ったときの砦を得ることで、親も何かあったら相談できる安心感から、子どもに余裕を持って接することができたように思います。

 自信を持って6年生に進むことができ、6年初めの目標は「秋に過去問で戦えるようにする」です。「理社倍増計画」「日曜ゼミ」「ほぼ毎月の模擬試験」で、今まで以上にタイトな予定になりましたが、それでも模擬試験前には、入念にチェックマーク直しをすることは、今まで通り計画に組み入れました。「課されたことは意地でもこなす」計画を立て続けました。

 これまでの勉強がすべてルーティーン化されていたことにより、秋からは時間的な余裕ができ、普段の勉強に加えて、過去問をどんどん進めることができました。最難関校レベルに対応できる算数の力をつけるために最後までがんばり続けました。これまでの穴のない勉強で、他教科が助けてくれた分、算数に没頭できました。

 ここまでやれば、入試も自信を持って臨めると思っていましたが、最初の入試の1週間前から緊張で様子がおかしくなりました。「完璧な準備だからこそ、失敗はできない」という思いからでしょう。得意なはずの国語で、緊張から文が頭に入らず、何度も読み返したり、今までにないくらい不出来だったりしました。

 入試が始まれば、ほぼ1週間ごとに合否結果が出ます。結果によっては、そこから気持ちを立て直さなければならなかったり。今までの「自信の貯金」はどんどん減っていきました。

 「それでも乗り越えられる強靭な精神力」が試されます。

 第一志望校の入試日は、大寒波で大雪の予報。

 「神様はどんどん試練を与えますね」

 入試の数日前、もう一度、中学受験の意義について子どもと話し合い、最後は開き直りました。乗り越えられたのは、今まで、間違いなく最高に努力してきたという「事実」のおかげだと思います。

 「合格」の2文字を見たときの感動は忘れません。

 明倫ゼミナールのカリキュラムは本当によくできています。余裕でゲームをやり続けられるほどではないですが、ちょっと工夫すれば近所の子らとソフトボールの練習をしつつ、穴のない勉強ができるようになっています。息子は天才でなく、努力型でした。入試が始まってから、メンタル面での苦労はありましたが、それでも乗り越えて、受験勉強を始めた頃は、雲の上の存在だった学校の合格を勝ち取ったのは、最高のコーチの正しい指導のおかげです。

 明倫ゼミナールと中学受験で得た経験は、必ずや彼の人生の役に立ってくれることでしょう。



 このK君のように、昨年と比べタイトなスケジュールとなり、ストレスを感じることがあるかもしれません。

しかし、昨年のスケジュールに戻してしまってはいけません。

明倫ゼミナールでは、学習相談を随時受け付けます。

新年度になり、気持ちも新たにがんばり通してきて、ちょっと疲れが出るという人もいるかもしれません。

今まで、いろんな塾生の相談にのってきた明倫の先生に、遠慮なく相談してください。

時間の使い方や家庭学習のやり方から、気持ちの高め方までアドバイスしてくれますよ。

中にはダンスをして励ましてくれる先生がいるかも!?

こんにちは。

愛知県の私立中学校や県外難関中学校受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。

さて、今回は、明倫ゼミナール卒塾生の保護者の受験体験をご紹介します。

『中学受験 ~コーチの言う通り自転車の乗り方を教えていたら、飛行機を操縦するようになっていた~』


 我が家は中学受験に関して全くの素人でした。愛知県にどんな学校があるかも、偏差値も、どれくらいの勉強が必要なのかも何も知らない状態で始めました。

 明倫に入塾する前は、自宅で、受験用教材を使い親が教えていましたが、親子げんかもするようになり、自宅学習に限界を感じました。助けを求めるように入塾を決めました。すぐに模擬試験がありましたが、中学受験における偏差値の捉え方も知らない状態でした。

 5年カリキュラムになりしばらくして目標を立てました。それは「6年カリキュラムに自信を持って入れること」です。「〇〇中学合格!」でもよいのかもしれませんが、目標が漠然とし過ぎていて何をしたらよいのかわからなくなるので、ひとまず5年の教材を100%身に付けることを目標としました。

 すると、週テストの存在が非常に重要です。週テストに最高の成果を出せるよう綿密な学習計画を立てました。理社を覚えきってから週テストに臨むには、前の週テストの翌日(日曜日)から予習、木曜日に一旦全教科の穴を無くす。子どもが一生懸命勉強にがんばっている分、私も最高の計画を立てるべく何度も作り直しました。子どもは計画に従ってやるだけ。終わっていれば、自信を持って遊べるので精神的にも安定してきました。この状態は、まるで自転車に乗り始める時のようです。子どもの補助輪を外す決心をしたとき、自転車教室で正しい指導の仕方をコーチに教わるなり、ネットで調べるなりします。親が両手でハンドルをしっかりにぎり、子どもはこぐだけ。少し進むと大いに褒めてやりました。ここで完全に手を放すと、必ずガチャーンと転びます。

 息子は次第にルーティーンになると、チェックされるのを嫌がり、親に反発するようになりました。「ちゃんとやっているし、成果も出ているからいちいち見ないで」ということのようです。そこで、一度2週間ほど手を放してみました。見事に点数が下がり、派手に転びました。その時、こう話したように思います。

 「目標を達成したいのなら、親や塾の言いなりになるんじゃなくて、逆に親や塾を自分の目的のために利用してやりなさい」

 今でもそんな気持ちでやっているか、本人の気持ちはわかりませんが、それ以来、一度も息子と衝突することなく、協力し合い平和に受験を終えました。利害が一致したのか、考えようで事はうまく運ぶものです。




今回はここまでにし、次回、続きをご紹介したいと思います。

転びながらも自転車を乗りこなせるよになったK君ですが、飛行機乗りになるまでには、まだまだ紆余曲折ありました。

母に感謝のこどもの日 

こんにちは。

愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。
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6年生のゴールデンウィーク講習がありました。

多くの明倫生が元気に開講校にやってきました。

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校舎前での出迎え時に、「お家には、五月人形が飾ってあるの?鯉のぼり?」と尋ねました。

若干、五月人形が多かったようです。

「家には、五月人形、おじいちゃん家に鯉のぼり」

「五月人形に、小さい鯉のぼりがさしてある」

などの答えもありました。


「こどもの日は、どんな日なの?」と尋ねると、

「子どもの成長を願う日」「子どもの成長を祝う日」という答え。

祝日法では、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」と定められています。

「お母さんに感謝する日でもあるんだよ」と伝えると驚いていました。

「今日は自分が主役!」と思っていた男の子が多かったことでしょう。

子どもが育つには、母親の役割が重要で、それを見直そうという意味があるようです。

家の中を見渡すと、母親の役割の大きさがわかるでしょう。


「なぜ、鯉のぼりを飾るの?」と尋ねると、

「鯉が滝を登ると竜になるという伝説があって、同じように出世するように」との答え。

『登竜門』は、よく知られていました。

「じゃあ、五月人形は?」

「武将のように強くなることを願って・・・かな?」

こちらはちょっと自信がないようです。

武家が、神社に、鎧や刀を奉納したことに由来すると言われています。

武具には、「身を守るもの」という意味があり、我が身や家の繁栄を祈願して奉納したそうです。

五月人形も「子どもの無事」を願って飾るのですね。



今夜は、菖蒲湯に浸かってというご家庭もあることでしょう。

用意してくれるのは、やはりお母さん?

「菖蒲」→「尚武」「勝負」と連想を楽しんで、国語好きにもなってください!!



明朝7:30、NHKのウィークエンド中部で、明倫の先生が踊る!?

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