本山校のブログ

五月十五日

2021.05.15

先生から

千種区城山中学校、東星中学校、千種台中学校校区の皆様こんにちは! (他の中学校校区の皆様もこんにちは!)

本山駅付近の学習塾、猫洞通の明倫ゼミナール本山校校長の苫谷です。

五月十五日と漢字で書けば何を思い浮かべるでしょうか?歴史上の出来事です。中学受験コース6年生はピンときましたかね。

中3生はまだ習っていない人もいるかもしれません。

 昭和7年(1932年)5月15日、ときの内閣総理大臣犬養毅が海軍青年将校によって射殺されました。

いわゆる五・一五事件ですね。

政党内閣が終焉を迎え、これ以後軍部の政治介入が少しずつ始まります。

戦前の政治史のターニングポイントとなった事件ですね。

後の二・二六事件と比べると、クーデターというよりは、いわゆる「テロ」というほうがふさわしいかもしれません。

軍拡に反対する政治家を問答無用で暗殺するという、今の日本では考えられない事件ともいえます。

でも世界では似たような「テロ」がまだ起こっていますね。

中学受験コース6年生のみなさんは必ず覚えておきたい事件です。

戦前の流れをしっかりつかんでおきましょう。

特に満州事変以後の政治史をしっかり整理しておきましょう。

もうひとつ忘れてはいけない出来事があります。

昭和47年(1972年)5月15日、沖縄が日本に返還されました。沖縄の本土復帰です。

でも、このときに様々な基地問題が棚上げされたままになり、それが今も尾を引いています。

普天間基地の問題、辺野古への移設問題もそのひとつです。

現代史の問題点は南山中学女子部をはじめ、様々な中学校の入試で出題される傾向にあります。

机上の学習だけで終わらず、今何が問題なのかしっかり興味を持ってニュース等に触れるようにしていきましょう。

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