高校館星ヶ丘校のブログ

医工連携の動き

2023.04.14

先生から

千種区・名東区・東山線沿いで高校生の塾をお探しの皆さん、こんにちは!

大学受験専門、MEIRIN高校館星ヶ丘校です。

神戸大学が2025年4月に医学工学を融合させた新学科設立予定との発表が出ました。

すでに大学院では、医学研究科に「医療創生工学専攻」をこの4月より始動しています。

なんでも、現在の日本では技術主導型の医療機器が多い結果、

実際の医療現場ではニーズ重視型の欧米機器が多くを占めているそうで、今後世界で通用する開発を目指すようです。

また、東京工業大学東京医科歯科大学が2024年度中を目途に統合するニュースも最近話題になりましたね。

就職や将来性を考えた際に、近年人気が集まっているのは、

実学・スキル系の工学部と国家資格取得系の医療学部の傾向にあります。

医学分野に関わらず、この先はあらゆるの分野・職業において工学(情報学含む)が大きく絡んでくることが予想されますね。それを見越した施策の一つに、共通テストへの新課程『情報』の入試導入があるのでしょう。

医療関係でいうと、実際、明倫でも今年は名古屋市立大学の薬学部合格者が3名

岡山大学歯学部が1名鹿児島大学獣医学部が1名、と医療系学部への志望が高い印象でした。

特に名古屋市立大学では、看護学部の募集人員増や、データサイエンス学部の新設が行われたほか、

今後、発達障害・不妊治療の研究や、リハビリ系学科の新設などの方向で動いており、

現代の社会課題(少子高齢化など)への医療面からの解決という意気込みが伺えます。

大学選びの一つの基準が偏差値ですが、

それのみで安易に大学名から決めることなく、しっかりと将来の働き方を考え学部から選ぶことが多くなっているのも数十年前との違いですね。

特に、医療系学部志望者は、総じて学部のレベルが高めなことや、学部進学=職種決定となることが多いので、

早いタイミングから志す方が多いのも特徴です。

ただ、適性や学力が合わなかったとしても、

先に紹介した医療工学(もちろん神戸大学は難関10大学とレベルが高いです)などの道もありますね。

大学・学部は多岐に渡るため、興味・意義を突き詰めていくと自ずと方向性に合うものが見えてくるはずです。

そのような方向性の一歩を決める高校3年間、

勉強はもちろん最優先に、その他の様々なことにも興味をもち見聞を広げたいですね。

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