高校館徳重校のブログ

就職状況からみる大学選び

2021.01.06

その他

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こんにちは!

明倫ゼミナール高校館徳重校の松田です。

 

大学選びは、卒業後の就職を考えながら選ぶのが一般的です。

 

景気が良くなれば企業の新卒採用も活発になり就職率は良くなります。

 

しかし2008年秋のリーマンショック以降、就職氷河期に陥りました。

 

企業は採用を減らすにあたり、まず事務職の採用から減らします。

すなわち、文系学部卒業の学生の就職が厳しくなるということを意味しています。

 

よって不況になると、大学入試においても

就職が厳しい文系学部よりも理系学部の人気が高まります。

 

その中でも特に人気となるのが、

医、薬、看護、理学療法士、作業療法士などの医療系をはじめとする

国家資格と結びつく学部学科です。

 

2020年はコロナウイルスの影響により、航空関係や旅行関係の採用が厳しくなりました。

 

この影響はまだまだ続くとみられ、2021年の入試も理系学部の方が人気になる可能性があります。

 

特に今注目されているのは、情報系です。

 

2020年はリモートワークやオンライン授業など、1年前までは全く実施されていなかったものを

取り入れることになり、それに対する技術開発は今後も多くの需要があると思われます。

 

また理系人気になると、国公立大学の人気も高まります。

 

理由は、国公立大学と私立大学の学費の差が大きいことがあげられます。

 

初年度納入金で比較すると

文系学部では、私立大学は国公立大学の約1.5倍

理工系学部では、約2倍

医学系では、9倍

となっており、理系の方が差が大きくなっているので

学費の安い国公立大学の人気が高くなります。

 

逆に文系学部は志願者が減ることが予想されており

特に今まで人気の高かった留学が必須の国際系学部などは

いつになったら留学に行けるかわからないので来年はねらい目になりそうです。

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