藤が丘校のブログ

思考を言語化する。

2022.11.13

その他

名東区・守山区・長久手市・尾張旭市の皆様こんにちは。

清水屋藤が丘店3Fにある学習塾、明倫ゼミナール藤が丘校です。

 

テスト前最後の週末とあってか、今週末は通常よりも自習室の利用者が多かったように思います。

直前、悔いのないようにしっかり見直し・確認に取り組みましょうね。

 

今週末はうれしいことに文系科目の質問が多かったので(通常は理系科目の質問が多くて元気がありません)、

補足事項など交えながらフォローすることができたわけですが、

この「わからないことを質問する」という行為にも、実は良し悪しは存在します。

つまり、良い質問の仕方と悪い(良くない)質問の仕方があるわけです。

 

例えば、ちょうど今週末に社会の同じ質問を持ってきてくれたAさんとBさん。

Aさんは社会の教科書を持ってきて、「ここがわからない」とひとこと。

対してBさんは、「この理解で合っているか?」という質問の仕方でした。

どちらが良いか?といえば、もちろんBさんの質問の仕方の方が良いです。

 

自分は文系の講師なので特にですが、子どもたちには「思考の言語化」を常に要求します。

これができない生徒(この場合はAさん)は、そもそも

「わからないことを質問する」という行為そのものが明らかに苦手です。

理由は単純で、「自分の理解度を表現する努力を放棄している」から。

 

当然ですが、自分がどこまで理解しているか、

そしてその理解が正しいのかを検討するには多大な労力を要します。

 

塾は勉強を教える場ですから、もちろん「わからない」とひとこと言われれば、

「どこがわからないのか?」「どこまで理解できているのか?」

「ここでひっかかっているのではないか?」

と、質問者の代わりに考えて疑問の根本を探し当てます。

ただ、そうやって疑問を解消するために楽をしていると、自分で疑問を解決するための地力がつかない。

それでは親鳥が餌を運んできてくれるのを待つだけのひな鳥と変わりません。

 

逆に、思考の言語化と向き合っている方は、「自分が既に理解できている部分」と

「自分が本当に理解しきれていなかった部分」の境界線を明確に把握していきます。

それを繰り返していくと、ようやく自分なりの思考の道筋が定着してくる。

つまり餌の取り方が身につくわけです。

 

個人的には、子どもたちには餌を与えるばかりではなくて、

自分で餌を手に入れられるようになってほしいと思っています。

まずは「どこまで理解できていて」「どこからわからないのか?」を言語化するところから、

ぜひ始めてみてください。

 


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