藤が丘校のブログ

語彙の量と質

2023.01.14

その他

名東区・守山区・長久手市・尾張旭市の皆様こんにちは。

清水屋藤が丘店3Fにある学習塾、明倫ゼミナール藤が丘校です。

 

つい先日、国語の授業中に、話の流れで「語彙力とはなんぞや」という質問をしました。

すると子どもたちからは「色んな言葉を知っていること」と返ってくる。

 

もちろん間違っていませんが、それでは半分だろうと思います。

 

語彙力というのは「語彙の量」と「語彙の質」のかけ算です。

つまり、「多くの言葉を知って」いて、その「知っている言葉を状況に応じて適切に運用」する能力があること。

こういう状態をはじめて「語彙力がある」と表現するのだと思います。

 

これは英語学習にも共通しますが、言葉を適切に運用するためには、用例を知らねばなりません。

「どういう文脈で用いる言葉なのか」がつかめなければ正確な語義を理解したとは言えず、

また、「その言葉を平易な表現に置き換えると、他のどんな言葉と近いか」をつかんでいなければ、

辞書通りの意味を覚えただけで、結局生きた知識にはつながらない。

 

国語の入試問題で、多様な形式で語義が問われる理由はここにあると思います。

作題者は受験生に「語彙力」を問うている。

だから、仮に問われた言葉そのものの語義を知らなかったとしても、

本文中の描写からおおよその意味を推測できるように問題を作っていることが極めて多い。

 

まず知ること。そして次に理解を深めること。

子どもたちには言葉への解像度を上げてほしい、というのが作題者の意図なのでしょうね。

 


明倫ゼミナール藤が丘校では、3学期頑張ろう!という新規塾生を募集しています。

中学生のお席は残り少なくなっていますので、ご検討いただける場合は是非お早めにご連絡ください。

定期テストや通知表などお持ちいただければ、個別の学習相談や結果分析もいたします。

また、1/22(日)16:00からは新年度説明会も予定しております。

いずれもお申込みはHP上、または0120-272-731までお願いいたします。

TOP