私立中学受験科ブログ

土俵には宝、テストにも宝

 5月10日実施の4・5・6年生の模擬試験の結果が返ってきました。

各担当の先生が確認をして、返却・アドバイスをさせていただくと思います。
 先日の父母会でもお話ししたのですが、模擬試験は、現在の習熟度の把握や合否を占うためだけのものでなく、子どもたちそれぞれの課題を見つけ、克服する方法を考え、実践するためのものです。
明倫ゼミナールで行う模擬試験(アタックテスト)の返却資料には出題分野ごとの得点が出ますから、得意不得意が一目でわかります。
できていない分野が偏っていれば、それは苦手分野と得意分野がはっきりしているということですから、対策を講じやすいと思います。悲観的になることはありません。

DSC_0389.JPG DSC_0390.JPG

 また、各教科の設問1問ごとに、その受験者の得点と受験者全体の平均正答率が算出されます。
それを見て、『全体の正答率が高いのに、自分はできなかった』という問題から、確実にできるようにしていけばいいのです。
 さらに、もう少し細かく、『暗記分野と思考分野での得点力の違い』を見ることで、勉強法の改善にもつなげられます。
 反復学習と「なぜ?」と考える思考力学習のバランスですね。
(反復学習や思考力学習については、もうひとつの「明倫ブログ」を参考にしてください。)
 こうした返却資料の冷静な分析こそが、「テストの結果で一喜一憂しない!」ということなのです。
 大相撲夏場所も終盤戦ですが、相撲の世界では、「土俵には、宝が埋まっている」と言って、親方が若い力士を叱咤激励するそうです。返却されたテストの答案と成績資料にも、学力向上のヒントが埋まっていますよね。

2023年10月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

月別 アーカイブ