私立中学受験科ブログ

6年生最後の模擬試験 学力以外の判定も

こんにちは。

明倫ゼミナール私立中学受験科です。

6年生にとっては最後の模擬試験が行われました。

ほとんどの受験生が、受験校がほぼ決まった状態にありますが、今回の模擬試験の結果で、受験校の組み合わせを確定するという塾生もいます。

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「はじめ」の号令とともに、答案用紙に氏名等を書き始めますが、その次に、問題量の確認をする受験生もいれば、何はともあれ漢字の書き取りから始める受験生もいます。

さすがに、この時期になって、1番から順番にやっていく受験生は・・・、残念ながらいました。

テスト後に、その受験生に「問題量の確認とかせずに、いきなり1番からやりはじめていなかった?」と聞くと、

「今日は、緊張していて、すぐに大問1の文章を読み始めてしまった。(読んでいるうちに)問題量の確認をすることを忘れていたことに気がついた。不安になって、文章が頭に入らなくなってきたから、途中で読むのをやめて、問題量を確認した。文章読解問題が3題と漢字語句問題が2題もあったのであせった」

とのことでした。

通常の授業時はもちろん、ここ何回かの模擬試験では、はじめに問題量の確認をして、やりやすそうな問題から取り組めていたそうです。

今日は、『最後の模試』とか『良い結果を得て入試に臨みたい』とか、そんな気持ちにのまれてしまったのでしょうか。

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他にも、

自信がないと字が小さく薄くなってしまう受験生。

3教科目、4教科目になってくると、顔に疲れの見える受験生。

などもいました。

集めた答案用紙を見てみると、1教科目と4教科目では、字が違うということもあります。

好結果が期待できるのか、4枚目の方が力強い字になっていたり、集中力が途切れてきたのか、4枚目は乱雑な字になっていたり。

4教科すべてに全力を出し切れるようになったかを確認することも大事なことです。

緊張しやすい、動じやすい、集中力が途切れてしまう、ミスが多いなどがあれば、それも踏まえて、受験校の組み立てをしなければなりません。


11、2歳という受験生ですから、その時の気持ちが、テストの結果に影響を及ぼすことがありますね。

もっと小さければ、緊張しないのかもしれませんし、もう少し大きくなっておれば、自分の感情をそれなりにコントロールできるかもしれません。

公立中学校に通う中3明倫生でも、第一志望校の入試では、「緊張し過ぎて集中できなかった」とか、「どうしてかわからないけど、変な答えを書いてしまった」ということを試験後に言うことがあります。

小6生が、試験中にパニックに陥るということは十分考えられます。

パニックは言い過ぎかもしれませんが、心の中で、「これ、何だったっけ?どうやってやるんだっけ?家ではできたはずなのに!」と叫んでいる姿が想像できませんか?

緊張しやすい子に「緊張せず」というのは難しいことです。

では、どうすればよいか?

やはり、「できる!」という自信や、「十分勉強した!」という達成感を持たせることではないでしょうか。

また、本命校受験の前に、どこかの学校の『合格』を得ることも大事なことかと思います。

間もなく海陽中等教育学校の入試があります。

いよいよ2018年度生入学試験が始まります。

入試を前に、最後の追い込みを通して「できる!」イメージを作りましょう!!

冬期講習、正月合宿などで、「やり切った感」を得ましょう!!

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