こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
今春の時事問題の出題は、昨年と比べると多くはありませんでしたが、来春は多くなるかもしれません。
その一つになりそうなのが、米朝首脳会談ですね。
先週、6月12日は、米朝首脳会談が行われた歴史的な日でした。
ちなみに、1942年6月12日は、ユダヤ人狩りを避けるために、オランダのアムステルダムに隠れ住んでいたアンネ・フランクの日記『アンネの日記』が書き始められた日です。
朝鮮半島が、休戦から終戦への始まりになっていくのでしょうか?
アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の会談で、朝鮮半島の非核化が進むのか注目が集まりましたが、まだまだこれから始まるといった感じです。
昨年、トランプ大統領は、ミサイル実験を実施する金正恩委員長のことを「小さなロケットマン」と揶揄(やゆ:からかい)し、金正恩委員長はトランプ大統領を「米国の老いぼれ」と誹謗(ひぼう:悪く言う)していました。
それが、どうして米朝首脳会談にこぎつけることができたのでしょうか。
以下に流れを整理しました。
2月に開催された平昌オリンピックで、韓国・北朝鮮合同チームを結成し、南北融和ムードになった。
3月5日、韓国の特使団に金正恩委員長が「非核化」の意思を表明。
4月27日に、南北首脳会談が板門店で行われ、韓国と北朝鮮がますます融和ムードに。
5月10日に、北朝鮮に拘束されていたアメリカ人3名が解放された。
トランプ大統領が、6月12日に米朝首脳会談を行うと発表したが、その後、会談の中止を発表。
6月1日に、北朝鮮側から、金正恩の親書をトランプ大統領に届ける。
トランプ大統領が、6月12日に米朝首脳会談を行うと発表。
6月12日 シンガポールで、米朝首脳会談が実現
「戦争と平和について考えてほしい」ということからでしょう、今春の入試において、ICANのノーベル平和賞受賞にちなんだ出題をした学校が多くありました。
そこから考えれば、今回の米朝首脳会談に関する出題は十分予想されますね。