こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
昨日の大阪府北部で震度6弱を観測した地震で、大阪府北部や京都府南部では、緊急地震速報を出したのですが、大きな揺れの到達に間に合わなかったそうです。
愛知県では、テレビで緊急地震速報が流れてから、揺れがきましたね。
地震の発生については、5年生の後期に詳しく学びます。
地震が発生すると、震源から速い波(P波)と遅い波(S波)が発生します。
P波は初期微動と呼ばれる小刻みな揺れを起こし、S波は、そのあとに来る大きな揺れ(主要動)を起こします。
このP波とS波の到着時間の差を初期微動継続時間と言います。
震源から遠くなればなるほど、P波とS波の到着時間の差が大きくなります。
したがって、初期微動継続時間も震源から遠くなればなるほど大きくなります。
緊急地震速報は、P波を検知して、S波到着の警戒を促すものです。
大阪府北部や京都市南部は、震源に近いわけですから、P波が発生してから、S波が到着するまでの時間が短く、
緊急地震速報が間に合わなかったということです。