私立中学受験科ブログ

大阪府北部や京都府南部で緊急地震速報が間に合わなかったのは。

こんにちは。

明倫ゼミナール私立中学受験科です。

昨日の大阪府北部で震度6弱を観測した地震で、大阪府北部や京都府南部では、緊急地震速報を出したのですが、大きな揺れの到達に間に合わなかったそうです。

愛知県では、テレビで緊急地震速報が流れてから、揺れがきましたね。

地震の発生については、5年生の後期に詳しく学びます。

地震が発生すると、震源から速い波(P波)と遅い波(S波)が発生します。

P波は初期微動と呼ばれる小刻みな揺れを起こし、S波は、そのあとに来る大きな揺れ(主要動)を起こします。

このP波とS波の到着時間の差を初期微動継続時間と言います。

震源から遠くなればなるほど、P波とS波の到着時間の差が大きくなります。

したがって、初期微動継続時間も震源から遠くなればなるほど大きくなります。

緊急地震速報は、P波を検知して、S波到着の警戒を促すものです。

大阪府北部や京都市南部は、震源に近いわけですから、P波が発生してから、S波が到着するまでの時間が短く、

緊急地震速報が間に合わなかったということです。

2023年10月

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