私立中学受験科ブログ

「合格」だけが目的ではないのです。

こんにちは。

明倫ゼミナール私立中学受験科です。

文科省と厚労省による高1生の学校外での平日勉強時間の調査結果についてご覧になりましたか?

現在16歳の2万6900人が回答した調査なのですが、そのうち高校などに進学している2万6625人の学校以外の平日学習時間が、「1時間未満」と答えた割合が、29.3%と最多だったというのです。

「1時間から2時間」が27.7%、「しない」が25.4%だということです。

中1時点では、「平日に勉強しない」は9.3%、中3であれば6.0%ですから、中学校卒業し、進学してから勉強しなくなる割合が大きくなっています。


受験科生の皆さんは、この結果をどう思いますか?
この後、この人たち(進学して勉強しない人)は、どうなると思いますか?

興味深い調査が、中3時点の成績別での割合ですね。

中3時に成績が「上の方」と答えた生徒は、「1時間~2時間未満」が最多で、

「真ん中あたり」では、「1時間未満」が最多、

「下の方」では、「しない」が49.9%にも上ったということです。

高校入試を経験した生徒であるならば、

高校入試を終えたばかりで、勉強へのモチベーションが上がらないのかもしれません。

進学した学校の学習環境が影響しているのかもしれません。

予習・復習を必要とする授業レベルなのか、そうではないのかとか。

大学入試を考えた場合、高1の内容も疎かにできないのですが・・・。

私立中学受験をめざす皆さんからすると「高校生で、学校以外の勉強が1~2時間???」と思いますね。

もちろん国公立大学や有名私大の合格をめざすなら少ないと思います。

今回は、そこではなく、受験時の勉強・成績が、その後も影響しているということに注目しましょう。

小6生の皆さんは、今は志望校に合格することを考えて受験勉強に励んでいることと思います。

今のがんばりが、合格を勝ち取るだけでなく進学先の充実した学校生活につながっていることがわかりますね。

今がんばれるからこそ、進学先でもがんばれるのですね。

なぜ、がんばれるのか?

「合格」のみを目的とせず、その後の学校生活・将来に目を向けているからではないでしょうか?

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