こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
昨年は「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が、世界文化遺産に登録されました。
今年は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が、世界文化遺産の登録が決まりました。
これで、日本の世界遺産は、自然遺産4件、文化遺産18件のあわせて22件となりました。
今回の登録理由は、「禁教期にもかかわらず信仰を守り続けた人々の独特の文化で、
世界でも類を見ない貴重な遺産」と評価されたことです。
キリスト教伝来、禁教、島原・天草一揆、鎖国などは、5年生後期の社会科で学習します。
幕府の弾圧から逃れてキリスト教を信仰した人々を「隠れキリシタン」と習いましたね。
現在でも、先祖から伝わったその信仰を続けている人々がいます。
明治政府は、欧米列強の批判を受けて、キリスト教の禁止を解きました。
そして、「隠れ」ではなく、晴れて宣教師の教えを教会で受ける日本人キリスト教徒が現われました。
狭義に「隠れキリシタン」と言うと、江戸時代に日本で変化したキリスト教を現在でも信仰している人を指すようです。
もちろん隠れて信仰しているわけでなく、隠れてでも信仰し伝え守られた先祖の教えを受け継いでいるということです。
やってみよう!
1 日本にキリスト教が伝わったのは西暦何年のことか答えなさい。
2 日本に来ていたキリスト教宣教師を国外追放した人物を答えなさい。
3 島原・天草一揆が起きたのは、現在のどこか県名を答えなさい。
4 鎖国が完成した頃の江戸幕府将軍を答えなさい。
5 世界遺産に関わる仕事をしている国連の専門機関を答えなさい。
答え 1 1549年 2 豊臣秀吉 3 長崎県・熊本県
4 徳川家光 5 ユネスコ(国連教育科学文化機関)
キリスト教系の学校を受験する人は、パンフレットにキリスト教の教えについて載っているページがあります。
学校の教育方針に関わることですから、ぜひ読んでおきましょう。