こんにちは。
明倫ゼミナール
文化庁の「国語に関する世論調査」の結果が発表されましたね。
報道されている通り今回も難しかったですね。
「憮然として立ち去った」(文化庁の例文)は、
「腹を立てて立ち去った」と思ってしまいますね。
しかし、平成19年度よりも正答率が上がってます。
「失望してぼんやりしている様子」と正解を選んだのは、
平成30年度は28.1%で、平成19年度は17.1%でした。
「70点取れれば御の字だ」(文化庁の例文)は、
「70点取れれば、一応納得できる」としがちですね。
正しい意味は「70点取れれば、大いにありがたい」ですが、
こちらは、平成20年度の時と正答率にあまり変化はありません。
文化庁の調査の概要を見ると、
「国語について、どの程度関心があるか」の問いに、
「非常に関心がある」と「ある程度関心がある」
合わせると76.4%に上ります。
言葉の使い方の調査では、
「堅持する」より「堅く守る」が、
「喫緊の課題」より「緊急の課題」が、
「措置を講じる」より「対策を行う」が好まれています。
官公庁の「お知らせ」や広報等の文書でも
「文字の大きさ、行間、レイアウトなどが見やすいこと」
「親しみやすい表現が使われていること」
が上位にきています。
「だ・である」体よりも「です・ます」体が好まれてもいます。
わかりやすく親しみやすい文章が好まれる傾向にありますね。
「人が最も読書すべき時期はいつ頃だと考えるか」という調査もあります。
『10歳代』が、40.7%と断トツです!
次が『年齢に関係なく』で21.8%、
その次が『9歳以下』で18.8%です。
小学校高学年から中学・高校と一番いろいろなことを学べる時期ということですね!