こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
10月から消費税の税率が10%になりました。
消費税は物を買ったりサービスを受けたりした時の代金に、
一定の率でかかる税のことです。
今回税率を上げた分で増える税収を、
赤字国債発行を抑えることや
社会保障費と少子化対策の費用にあてることにしています。
消費税は前述のように物を買ったりサービスを受けたりする時に
かかる税ですから、広く税を集めることができます。
しかし、収入の多い人も少ない人も等しく税がかかるので、
収入の少ない人の税の負担感が大きくなります。
そこで、政府は食品などの生活必需品の税率は8%のままにしました。
税率が上がると景気が悪くなる恐れがあります。
対策として、キャッシュレスによるポイント還元制度を導入しました。
これは、対象となっているコンビニや中小規模小売店などで買い物をし、
クレジットカードやプリペイドカード、電子マネーなどで支払いをすると、
最大5%のポイントが付くというものです。
この制度は2020年6月までの期間限定の対策です。
1か月たった11月1日で、登録されている店舗は約64万店で、
登録申請数で言えば92万店にも上ったそうです。
1日平均10億円分のポイントが付与されており、
予算オーバーで追加予算投入を心配しなければならない状態です。
やってみよう!
1 日本で初めて消費税が導入されたのは1989年4月です。
その時の税率は何%だったでしょうか。
2 食料品などの特定の品目は低くした税率を何というか答えなさい。
3 税率が上がる前は短期的に消費が高まります。
このことを何というか次から選びなさい。
ア 駆け込み需要 イ 短期間需要 ウ 直前需要 エ お急ぎ需要
4 消費税の税の種類として正しい組み合わせのものを選びなさい。
ア 直接税・国税 イ 直接税・地方税 ウ 間接税・国税 エ 間接税・地方税
5 次の説明で間違っているものを選びなさい。
ア 日本はスマホやクレジットカードなどの普及しており、
世界的に見てもキャッシュレス化が進んでいる。
イ 買い物をすると預金口座からすぐに金額が引き落とされる
デビットカードというものがある。
ウ QRコードやバーコードを読み取り、スマホで決済する
「〇〇ペイ」というサービスがある。
エ 中国では偽札が多く出回ったことがあり、
スマホ決済などのキャッシュレス化が急速に進んだ。
答え
1 3%
2 軽減税率
3 ア
4 ウ
5 ア