こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
受験生の皆さんは、
大学入試の変更について混乱していることを知っていますか?
現在のセンター試験から「大学入学共通テスト」に
2021年1月の試験から変更されます。
「大学入試なんてまだまだ先のこと」
と思うかもしれませんが、
皆さんが入学を希望している私立6年一貫校の多くは、
皆さんが大学入試に困らない勉強をさせてくれるはずです。
また、中学入試の問題を見ても、
大学入試で重視される思考力・判断力・表現力が必要とされます。
皆さんの勉強とつながっているのですね。
混乱しているのは英語の試験についてです。
外国へ行く機会や外国人と仕事をする機会が増えていたり、
日本の将来のために、世界で活躍できる日本人が求められたりしています。
そのため、英語力を高めようということで、
今までの「読む」「聞く」力だけでなく、
「話す」「書く」力も問うことにしました。
こうしたテストは、民間業者が実施しているため、
民間業者のテストを利用することに決まっていました。
しかし、民間業者のテストは人口の多い都市部が会場になっていることが多いことや
受験料が必要なことなどから、不利になる受験生がいるのではないか
という問題がありました。
そのため、11月1日に英語の民間試験導入を延期することが発表されました。
また、国語と数学に記述問題を取り入れることが決まっていますが、
特に国語の採点についての問題点も指摘されています。
現在のセンター試験は55万人ほどが受けています。
それだけの人数を公平に採点できるのかということがあります。
もう一つ、国公立大学の入試は、大学入学共通テスト(現在はセンター試験)
を自己採点して、その点数をもとにどの大学を受けるかを決めます。
そのため、正確な自己採点ができないと困りますね。
共通テストの試行調査では、自己採点の一致率が70%くらいでした。
つまり、正確な点数がわからない状態で受ける学校を決めることになりかねないわけです。
やってみよう!
1 教育に関する仕事をする行政機関(国の役所)を答えなさい。
2 国や地域といった境がなく、世界的にものや人、情報などが、
移動する社会を何というか、空欄にあてはまるカタカナを書きなさい。
▢▢▢▢▢社会
3 本文中の 線部の部分から、具体的にはどのような問題があるか書きなさい。
答え
1 文部科学省
2 グローバル
3 (例)都市部に住んでいない受験生は、試験会場に来るまでの費用や時間が、
都市部の受験生に比べて多くかかるため、受験の機会が少なくなる恐れがある。