私立中学受験科ブログ

聖徳太子はオーロラを見たのか?

こんにちは。

明倫ゼミナール私立中学受験科です。

オーロラというと北極や南極の近くで見ることのできる光のカーテンですね。

それが昔は日本でも見ることができたと言うのです。

国立極地研究所や国文学研究資料館などのチームが、

奈良時代の歴史書『日本書紀』に、

推古天皇の時代の出来事として、

日本でオーロラが観測されていたと結論づけました。

日本で観測されたオーロラは赤く扇形だったことを究明し、

「天に赤気あり」「形雉尾に似れり」という記述に注目しました。

赤気はオーロラのことで、

雉(きじ)の尾のように扇形だったと言うのです。

平安時代末期から鎌倉時代にかけての歌人藤原定家も、

「明月記」という日記で「赤気」について書いており、

「赤気」はオーロラの可能性が高いと言われていました。

推古天皇は飛鳥時代の天皇であり、

聖徳太子が摂政を務めましたね。

雉の尾に似た赤気がオーロラなら、

藤原定家の頃よりも600年くらい前に観測されていたことになりますね。

2023年10月

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