こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
11月1日(日)に大阪市民を対象とした住民投票が行われました。
「大阪都構想」の是非を問う住民投票です。
大阪都構想というのは、
大阪市を廃止して4つの特別区にしようというものです。
東京都が23の特別区と市町村で構成されていますが、
同じような形にするわけです。
では、なぜ大阪市を廃止して特別区にするのでしょうか?
大阪府の人口は約880万人で、
大阪市の人口は約275万人と大阪府の約3割を占め、
府庁所在地もある中心都市です。
また、大阪市は政令指定都市でもあるため、
道路の管理、学校の設置、公園の整備などができ、
大阪府と同じくらいの権限があります。
そのため大阪市には大阪市の施設も大阪府の施設もあります。
これが税金のムダづかいになっているので、
大きな施設や道路の整備のような多額の税金が使われることは大阪府がやり、
住民に身近なサービスを特別区がやるというように分担しようというのが都構想のきっかけです。
しかし、住民投票の結果は、2015年の住民投票に続き反対の方が多くなりました。
4つの特別区にすることで、
財源が減りサービスが低下するのではないかという心配、
新型コロナウイルス感染症による先が見えない不安から変革を希望しないなど
が理由として挙げられています。
やってみよう!
1 都道府県や市町村のような単位の行政機関を何というか答えなさい。
2 1が制定するきまりを何というか答えなさい。
3 ある地域に関わる法律や2の制定や行政に関する事柄について、
投票により住民の意思を確認する方法を何というか答えなさい。
4 大阪市のような大きな都市で、都道府県と同じような力のある都市を何というか答えなさい。
5 江戸時代の大阪は経済都市だったことから何と呼ばれたか、5文字で答えなさい。
答え
1 地方公共団体(地方自治体)
2 条例
3 住民投票
4 政令指定都市 人口50万人以上の都市が要件
5 天下の台所