私立中学受験科ブログ

2022年入試時事問題対策 ~衆議院の解散~

こんにちは。

明倫ゼミナール私立中学受験コースです。

本日、10月14日に衆議院が解散されました。

衆議院の解散は、

内閣が解散を決定する場合と衆議院で内閣不信任案が可決(あるいは信任案の否決)された場合があります。

今回は内閣が解散を決定しました。

閣議で解散を行うための閣議書に国務大臣全員が署名(サイン)をします。

衆議院の解散は天皇の国事行為ですから、

「日本国憲法第七条により、衆議院を解散する」という詔書に、

御名御璽(ぎょめいぎょじ:天皇の署名と印)を受けます。

詔書は保管され、写しを衆議院議長が読み上げて解散となります。

この時点で衆議院議員の身分はなくなります。

19日が公示で、選挙運動がスタートします。

31日が投票日になります。

解散から17日間で投票という戦後最短の日程です。

6年生は知っているように、

総選挙(衆議院選挙)は解散から40日以内にすれば良かったですね。

岸田総理は

「衆議院の空白をできるだけ短くしなければいけないのは当然だ」

と説明しています。

衆議院議員の任期が21日で満了になることから、

わざわざ解散する必要があったのかという声や、

自民党総選挙直後の熱が冷めない間に選挙をやった方が自民党に有利だからではないかとか、

岸田総理の実行力をアピールできるからではないかという声などがあるようです。


やってみよう!

1 衆議院議員の任期は何年ですか?

2 衆議院の解散は天皇の国事行為ですが、

 国事行為を行う場合には何が必要ですか?

3 今回、衆議院の解散を決定した内閣の第100代総理大臣の氏名を答えなさい。

4 今回、解散の詔書が読み上げられた国会の種類を答えなさい。

5 閣議は全会一致でなければなりませんから、

 国務大臣が一人でも反対すれば衆議院の解散はできません。

 しかし、過去に解散に反対して署名しなかった国務大臣がいましたが、

 衆議院の解散は行われました。

 総理大臣がどのようなことをして解散を実現させたのでしょうか?


答え

1 4年

2 内閣の助言と承認

3 岸田文雄

4 臨時国会

5 反対する国務大臣を罷免(ひめん・やめさせる)した。

  ※ 国務大臣を任命・罷免できるのは内閣総理大臣

 

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