私立中学受験科ブログ

日本が他国の基地を攻撃する?

こんにちは。

明倫ゼミナール私立中学受験コースです。

「安保3文書」閣議決定と騒がれています。

安保3文書とは何なのでしょうか?


国家安全保障戦略

  外交・防衛の基本方針を示したもの

国家防衛戦略

  国家安全保障戦略に基づいて、10年間の防衛目標を実現するための手段を示したもの

防衛力整備計画

  防衛費の総額や装備品の整備規模を定めたもの

これらを「安保3文書」と言います。

今回は特に「反撃能力」を記載したことにについて注目します。


国家安全保障戦略

   相手からのさらなる武力攻撃を防ぐために、

   反撃能力を保有する

国家防衛戦略

   自衛隊の体制強化のため、

   常設の統合司令部を創設。

防衛力整備計画

   米国製巡航ミサイル(飛行機のように長距離を自力で飛行するミサイル)トマホークを導入

  

現在の自衛隊の持つ主なミサイル迎撃システムは、

イージス艦から発射される迎撃ミサイルと、

陸上から発射される迎撃ミサイル(PAC3)ですが、

レーダーに探知されにくいミサイルや軌道が読みづらい変則軌道のミサイル、

防ぎきれない数のミサイルが発射された場合などに備える必要があるとされています。

他国を攻撃する能力まで必要なのでしょうか?

それについては、

相手国を攻撃できる力を持つことで、

相手国から簡単に攻撃されないという「抑止(よくし:行動を思いとどまらせる)」効果を期待してのようです。

ロシアのウクライナ侵攻に対して国連が有効な手段を講じられていないことから、

自国を守るために反撃能力は必要だ。

ある国がアメリカに届く核ミサイルを持っていると、

日本を攻撃してもアメリカは自国への核攻撃を恐れて軍事介入しないと考えるかもしれないから、

日本が独自で反撃することができることを示しておく必要があるなどの考えもあるようです。


皆さんは、日本が反撃能力を持つことについてどのように考えますか?

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