私立中学受験科ブログ

「太平洋ごみベルト」金城学院中学で出題

こんにちは。

明倫ゼミナール私立中学受験科です。


先日の金城学院中学入試の社会科で、「太平洋ごみベルト」に関する出題がありました。

カリフォルニア州沿岸部からハワイ州沖にただようようになって問題となっているごみは何かという出題です。

「マイクロプラスチック」と書けば、まず正解になるかと思います。

「プラスチックごみ」でも正解になるのかな?

ペットボトルやレジ袋などが、海をただよう間に、紫外線や波の作用で劣化し、

細かく砕けたものをマイクロプラスチック(MP)と言います。

5ミリメートルよりも小さなプラスチックごみのため、

海洋生物が誤って食べてしまい、体内にため込んで、その生物が死んでしまうだけでなく、

人間も含め、そういった生物を食べる生物にも健康被害の出る恐れがあります。

ごみベルトの面積は、日本の国土面積38万平方キロメートルの4倍を超える160万平方キロメートルにもおよぶそうです。

製造場所がわかるごみの約30%を日本のごみが占めていたそうです。

これは、東日本大震災によるごみが流れ着いたとも言われています。


2018年6月にカナダで開催されたG7において、

2030年までに、すべてのプラスチックを再利用や回収可能なものにする「海洋プラスチック憲章」が提案されました。

市民生活や産業界への影響調査ができていないという理由で日本は署名をしていません。

しかし、ファストフードやファミリーレストランなどでは、プラスチック製のストローを廃止していく動きもあります。


もちろん、入試問題のほとんどすべては、受験勉強で学んできたことばかりでした。

受験勉強で身につけた基礎知識で、合格は勝ち取れますから、

6年生は、ペースを乱さず、今まで通りに今週もがんばって!

5年生は、こういった出題もあるから、新聞を読んだり、テレビのニュースを見たりする習慣がなければ、

そろそろ習慣に取り入れていくと良いですね。

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